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2008年2月15日オープン
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1915年に始まった夏の選手権大会も

今年で100回大会となる。

 

本当は103回のはずなのだが、

夏の選手権大会はやむを得ない事情で

3回も開催できなかった。

 

1回目は米騒動(と言ってもほとんどの人が

何の事か分からないだろうから簡単に説明しておく。

元々の発端は新潟県で人足をしていた、お母さんが

「米が高くなっているのに他の地方に送らないで」

と言ってストライキをしたことに事から始まった。

 

最初のよく事情が分からない時は新潟県の恥とか

書かれていたが、地元の新聞社が詳しい事情を

記事にしたことから全国にニュースが広まり

全国に暴動が広まった。当然のことだ。

 

新潟県は米どころだ!!その目の前にある米を

どこかに送って米が高くなるじゃ抗議の声が

起こって当たり前だ!!

だいたい庶民の生活の糧である米で

大儲けしようとする奴は許せない!!

その後の社会運動の最初の契機となった大事件だ。

これじゃ中止になってもしょうがない。)

 

これが1918年のことになる。

 

次に中止になったのは太平洋戦争の期間の

1941年から1945年の間の4年間の間である。

しかし夏の選手権大会は1946年に

不死鳥のように甦った。

学生野球を愛する全ての人々の努力の結晶だ。

 

戦前は中等学校選手権大会と呼ばれていたが

戦後の学制改革で高校学校選手権大会と

なって今に至っている。

 

愛知県の中京大中京高校や東邦高校や

高知商業高校や京都府の龍谷大平安高校や

鹿児島県の鹿児島実業高校や香川県の

高松商業高校や長野県の松商学園高校などの

古豪と言われる高校は戦前からの伝統校だ。

戦前の方が今よりも、もっともっと強かった。

中京大中京高校の前身の中京商業中学の

夏の選手権大会6連覇は永遠に破られる

ことのない大記録だ!!

 

他にも幻の大会の言われる1941年の

夏の選手権大会があるこの大会は戦時色が

濃厚な大会で他の全部の大会は高校学校野球連盟

(まあこの時代は中等学校野球連盟だが)が

主催となのだがこの大会だけは文部省が主催と

なっている。

ルールは無茶苦茶である、怪我をしても戦場に

交替はないと、交替を認められず試合を続け

なければならないというとんでもないルールである。

 

だから高等学校野球連盟(普通は高野連と

通称される)はこの大会を公式には認めていない。

 

いちばん被害者はこの大会に出場した選手達だ!!

 

確かにこの大会は行われて記念品としてメダルも

あるのにもかかわらず高野連が公式に認めて

いないために幻の大会とされてしまうなんて!!

これほどの不幸はないだろう。

 

今、龍谷大平安高校の歴史の授業で、この1941年の

幻の大会のことを取り上げているそうだ。

戦時中の生きた材料として、つまり龍谷大平安高校の

生徒達はこの幻の大会のことを良いことだと思う

戦時色の濃厚なこの1941年の大会のことを

多くの人たちにこの事を知ってもらいたいと思う。

 

もちろん僕も1959年生まれだから

その目で見たことはないが毎年のように

甲子園に行っていたから内野の入り口の前に

置かれている歴代の優勝校の旗で知っている。

 

さあ歴史の方はそれほどにして今年の大会を

振り返っていきたいと思う。

 

去年は花咲徳栄が勝ちやがったから2年ぶりだ。

 

8月5日を振り返るとすればちょっと悔しい

夏の1日と言うべきだろう。

 

第1試合は星稜高校と藤陰高校の試合となった。

1回裏に星陵は1番の東海林選手がセンター前

ヒットで出塁してノーアウト1塁として、

2番の河井選手と3番の内山選手が連続で

ファアボールを選んで出塁してノーアウト

満塁として、次の南保選手の併殺崩れの間に

3塁ランナーがホームに生還して1点を取り

1-0と先制した。

 

2回表に藤陰も反撃を開始した。

5番の堀田選手がレフト前ヒットで出塁して

ワンナウト1塁として、2塁に盗塁を決めて

ワンナウト2塁として、6番の武井選手の

ライト前タイムリーヒットで1点を取り

1-1の同点とした。

 

追いつかれた星陵は3回裏に9番の山本選手が

ファアボールを選んで出塁してノーアウト1塁

として、1番の東海林選手がピッチャー前の

犠牲バントで2塁に進めてワンナウト2塁

として、2番の河井選手の右中間を破る

タイムリースリーベースで1点を取り

なおワンナウト3塁として、3番の内山選手の

ライト線を破るタイムリーツーベースヒットで

1点を取りなおワンナウト2塁として、

次の南保選手がショートフライでツーアウト

2塁として、5番の竹谷選手のライト前

タイムリーヒットで1点を取り4-1とした。

 

4回裏にも星陵は6番の奥川選手が

センター前ヒットで出塁してノーアウト

1塁として、7番の鯰田選手がレフト線を破る

タイムリースリーベースで1点を取り

なおノーアウト3塁として、8番の山瀬選手が

レフトへの犠牲フライで1点を取り

6-1とした。

 

6回裏にも星陵は6番の奥川選手がライト線を

破るツーベースヒットで出塁してノーアウト

2塁として、7番の鯰田選手のライト前

タイムリーヒットで1点を取りなおノーアウト

1塁として8番の山瀬選手がレフト前ヒットで

出塁してノーアウト1,2塁として、

9番の山本選手がキャッチャー前の犠牲バントで

ワンナウト2,3塁として、1番の東海林選手が

センターへの犠牲フライで1点を取り、

2塁ランナーが3塁に進んでツーアウト

3塁として、河井選手のセンター前タイムリー

ヒットで1点を取り9-1とした。

 

7回表に藤陰は4番の奥園選手がレフト前

ヒットで出塁してノーアウト1塁として

5番の堀田選手もセンター前ヒットで出塁して

ノーアウト1、2塁として、次の武井選手が

ショートゴロでワンナウト1,3塁として、

7番の朝倉選手のライト線へのタイムリー

ヒットで1点を取り、1塁ランナーが3塁に

進んで打者走者がライトがサードに送球する間に

2塁に進んでワンナウト2,3塁として、

次の神田選手の代打の花岡選手のファーストゴロで

3塁ランナーがホームに生還して1点を取り

9-3とした。

 

8回表に藤陰は3番の御手洗選手がファアボールを

選んで出塁してツーアウト1塁として、2塁に

盗塁を決めてツーアウト2塁として、

4番の奥園選手のセンター前タイムリーヒットで

1点を取り9-4としたがそこまでで9-4で

星稜高校が勝利した。

 

第2試合は中央学院高校が負けたから振り返らない。

 

第3試合は慶応義塾高校と中越高校の試合となった。

慶応は1回裏に1番の宮尾選手がレフト前ヒットで

出塁してノーアウト1塁として、次の大川選手が

レフトフライでワンナウト1塁として、

3番の下山選手がデッドボールで出塁して

ワンナウト1,2塁として、次の広瀬選手が

空振り三振でツーアウト1、2塁として、

5番の根岸選手のセンター前タイムリーヒットで

1点を取り1-0と先制した。

 

中越も3回表に反撃を開始した。

4番の小鷹選手がレフト線を破るツーベースヒットで

出塁してツーアウト2塁として、5番の安達選手の

ライト前タイムリーヒットで1点を取り

1-1の同点とした。

 

3回裏に慶応は1番の宮尾選手がセカンドへの

内野安打で出塁してノーアウト1塁として、

2番の大川選手がライト前ヒットで

スタートを切っていた1塁ランナーが

3塁に進んでノーアウト1、3塁として、

次の下山選手がファーストゴロで3塁ランナーが

ホームに生還して1点を取り2-1とした。

 

7回表に中越は7番の広瀬選手がレフト前

ヒットで出塁してレフトが打球を後逸する間に

打者走者がホームに生還して1点を取り、

2-2の同点とした。

 

9回裏に慶応は8番の善波選手がファアボールを

選んで出塁してツーアウト1塁として、

9番の関選手がライト前ヒットでツーアウト

1、2塁として、1番の宮尾選手がセンター前

タイムリーヒットで1点を取り3-2と

慶応義塾高校がサヨナラ勝ちした。



(つづく)
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