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2008年2月15日オープン
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8月9日の第1試合は青森県代表の八戸学院光星高校と兵庫県代表の
市立尼崎高校の試合となった。

1回裏に市立尼崎は2番の中村選手がレフト前ヒットで出塁し、
3番の三浦選手がピッチャー前の犠牲バントで2塁に送り、
ツーアウト2塁として、4番の藤井選手がセンター前タイムリー
ヒットで1点を取って0-1とした。

八戸学院光星の反撃は6回表から、まず3番の田城選手がセンター
バックスクリーンに入るソロホームランですぐに同点に追いついた。
4番の益田選手がライト前ヒットで出塁し、5番の花岡選手が
レフト前ヒットで出塁し、1塁ランナーが三塁を狙うがレフトの
好返球で3塁でアウトになり、レフトのプレーは本当に素晴らしい、
普通ならゆうゆうセーフの当りなのに市立尼崎の守備力の高さを
見せつけた瞬間だった、レフトからサードにストライクの送球が
送られた、まるでイチローのレーザービームを見ているようだった。

しかし、八戸学院光星の攻撃は止まらない、レーザービームが
サードに送られている間に1塁ランナーが2塁に進み、6番の
小林選手がライトオーバーのスリーベースヒットで1点をとり、
なおワンナウト3塁として7番の小淵選手がライト前タイムリー
ヒットで1点を取り、8番の桜井選手がレフト前ヒットでワン
ナウト1,2塁として次の奥村がショートゴロでツ-アウト
1,3塁として1番の伊藤選手がライトオーバーのツーベース
ヒットで1点を取り、4-1とした。

市立尼崎の反撃は7回裏から8番の木森選手がライト線を破る
ツーベースヒットで出塁し、9番の
:殿谷選手のセンター前
タイムリーヒットで4-2とした。

9回裏にも市立尼崎は驚異の粘りを見せる。6番の前田選手が
レフト前ヒットで出塁し、7番の谷尻選手が左中間を破る
タイムリーツーベースヒットで、1点差として8番の木森選手
がサードへの犠牲バントで3塁に送り、9番の殿谷選手の
ライトへの犠牲フライで4-4の同点に追いついた。
最大3点差までつけられていたのに、1点ずつ返していって
9回に2点を一気に返して同点に追いつくなん凄い粘りだ!!
特に殿谷選手の活躍が素晴らしいと思う。

これがプロ野球にはない、高校野球だけに見られる特徴だ!!
プロ野球なんて2勝1敗でいれば永遠に首位のままで変わらない。
プロ野球もサッカーみたいに勝ち点制でも導入すれば変わるかも
知れないがそうでもしなければ、そうしない限りプロ野球は、
高校野球の1球、一瞬に全てを懸ける高校野球ならではの現象
だなどありえない!!プロ野球はリーグ戦だから、この1戦に
かけるということは首位と2位の直接対決くらいしかないが、
高校野球では全試合が1球勝負だから1球の重みが高校野球の
方が遥かに重い。なんと言っても負けたらその瞬間に夏が
終わるのだから、試合中に一瞬も気が抜けない。去年の藤嶋
投手がいい例だ。8回まで0点に押さえていたのにツーラン
ホームランを打たれて負け投手になってしまった、その試合で
の唯一の失投だった。だから今年の東邦高校は去年の試合を
教訓にして一段と強くなっている。去年の負けを糧にして、
その次の年に生かして強くなる。これこそが高校野球が教育
の一環と言われる由縁がそこにある。勝利だけが高校野球では
ない、もちろんどの高校も優勝を目標に試合をするわけだが、
負けても東邦高校のように負けを糧に、一段と強くなる高校も
いるし、負けて当分の間に
わたって甲子園に出てくることが
難しい高校もいる、それでも3年間に青春を高校野球に
懸けたことはその選手にとって一生の財産になる。
これからの人生でどんなに辛いことがあっても、自分は
あの時にあんなに苦しい練習を乗り越えて来たんだから
こんなことなんでもないと乗り越えていける。
これこそが高校野球が教育の一環であると言われる由縁である。
これが高校野球の勝ち負けを越えた素晴らしいところである。

さてだいぶ寄り道をしてしまったが確か9回裏に私立尼崎が
同点に追いついたところからだった、9回裏に同点に追い
つかれで延長戦に入った10回表に八戸学院光星は7番の
小淵選手がセカンドゴロエラーで出塁し、次の桜井選手が
バントに失敗してワンナウトになり、9番の奥村選手が
ピッチャー前の犠牲バントでツーアウト2塁として、
1番の伊藤選手がファアボールを選びツーアウト1,2塁
として、2番の徳田選手がショートゴロエラーでツーアウト
満塁として3番の田城選手のファーストへの強襲タイムリー
ヒットで1点を取り5-4として、この1点が決勝点となり、
八戸学院光星が勝利した。

市立尼崎もよく粘った。最大3点差をつけられたのによく
9回裏に同点に追いついて延長にまで持ち込んだ。
さすが兵庫県代表だ。市立尼崎は30年以上甲子園に出て
きていないからその高校って一体どこと思う人も多いだろう
が、30年間沖縄県代表の高校の友情応援をしてきたことで、
沖縄県高校野球連盟から感謝状が贈られたことで有名になった
高校で、高校野球ファンなら知らない人間はいないほど有名だ!!
吹奏楽部の顧問の先生が沖縄県出身で友情応援するように
なったそうだ、春の選抜大会と夏の選手権大会の沖縄県代表の
高校が、市立尼崎高校に応援の打ち合わせにきた時に、どんな
リクエストにも応じてくれる、自分の高校と縁もゆかりもない
高校がと感動しているのがテレビで放映されていた。
NHKか朝日放送か毎日放送かはもう忘れてしまったがこんなに
親身になって、友情応援したから表彰されたのだろう。

沖縄県代表の高校の応援といえば忘れてはいけないのが応援団
の応援だが、みなさんは、いつも沖縄県代表の高校の試合で、
アルプス席がいつもいっぱいになっているがこんなに沖縄県
から毎試合応援に来ているのだろうと思っている人が多い
だろがそうではない。これは
NHKでやっていた番組だが、
実際に沖縄県から来る応援団の人数は本当のところは非常に
少ない。それを見かねた大阪に住んでいた沖縄県出身者の
人たち沖縄から応援に来れないなら、俺たちが応援してやろう
じゃないかと甲子園に詰め掛けて応援するようになり、
今に至っている。そういえば昔に大阪にある淀川製鋼所で
派遣で働いていた時に、一緒に働いていた沖縄県出身の人が
年次休暇の
ほとんを甲子園で高校野球の応援に使っている人
がいた事を思い出す。大阪在住の沖縄県出身にとって
沖縄県代表の高校のアルプスタンドは自らの出自を思い出し
故郷に帰ったような気分になるのだろう。
よく甲子園のアルプス席は故郷に帰った気がすると言われる。
お国言葉も飛び交い故郷の友人と会えたりする、その県の
独特の応援がある。徳島県代表の場合は得点が入ったら
阿波踊りだし、沖縄県代表の場合はハイサおじさんだし、
もっとも沖縄尚学の場合は別の応援歌が使われているし、
青森県代表の場合はねぷた踊り(関西ではねぶたと濁らして
読むが青森の人々はねぷたと呼ぶらしい)の音楽だし、
高知県代表の得点シーンではよさこい踊りと色々と
お国柄が表れて応援を聞いているだけで楽しくなってくる。

だいぶ寄り道から8月9日の振り返りに戻るが第3試合は
東北高校が負けて悔しいから、ない振りかえらない。
第4試合は茨城県代表の常総学院高校と滋賀県代表の
近江高校の試合となった。1回表に常総学院は1番の
陶山選手がセカンドへの内野安打で出塁し、2番の有村選手が
キャッチャー前への犠牲バントで2塁に進め、3番の宮里選手
がファアボールを選びワンナウト1,2塁として、4番の花輪
選手がレフト前タイムリーヒットで1点を取り、レフトのホーム
への送球の間にランナーがそれぞれ進塁しワンナウト2,3塁と
してピッチャーへのスリーバントスクイズが決まり2-0とした。

2回表にも常総学院は7番の石川選手が右中間を破るツーベース
ヒットで出塁し、8番の中村選手がセンター前タイムリーヒット
で1点を取り、9番の鈴木海斗選手がサードへの犠牲バントで
ワンナウト2塁として、1番の陶山選手と、2番の有村選手の
2人ともファアボールを選んでワンナウト満塁として、3番の
宮里選手のショートゴロが併殺くずれの間に3塁ランナーが
ホームに帰り1点を加え、ツーアウト1,3塁として1塁ランナー
が2塁に盗塁を試みキャッチャーがセカンドに悪送球する間に
3塁ランナーがホームに生還してもう1点を加えて5-0とした。

4回表にも常総学院は1番の陶山選手がショートへの内野安打
で出塁し。2番の有村選手がセカンドへのバントヒットでノー
アウト1,2塁として3番の宮里選手がファーストへの犠牲
バントでワンナウト2,3塁として4番の花輪選手がレフト前
タイムリーヒットで1点を加え、5番の清水選手もレフト前
タイムリーヒットで7-0とした。

6回表にも常総学院は3番の宮里選手がファアボールを選び
ノーアウト1塁として次の花輪選手と5番の清水選手もアウトに
なってツーアウト1塁となったが6番の鈴木昭汰選手がレフト
オーバーのタイムリーツーベースヒットで8-0とした。

7回表にも常総学院は8番の中村選手がファースト強襲ヒット
出塁し、9番の鈴木海斗選手がピッチャー前の犠牲バントで
2塁に送り、1番の陶山選手のセンタ-フライで2塁ランナー
がタッチアップで3塁に進み2番の有村選手がレフトスタンド
に入るツーランホームランで10-0とした。9回表にも
常総学院は7番の石川選手がレフトスタンドに入るソロホームラン
で11-0として結局そのまま11-0で、鈴木昭汰投手が
近江に1点も与えない完封試合で勝利した。

 













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