忍者ブログ
2008年2月15日オープン
[18] [17] [16] [15] [14] [13] [12] [11] [10] [9] [8]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

私にとって夏の思い出は、高校野球だ。
今年の大会は実にいろいろなことがあった。

まず、如水館と高知の両高校の試合が雨天のため、2日連続のノーゲームになるという、91回の歴史でもなかった珍記録が生まれた。
ノーゲームになった2試合では、如水館がリードしていた。
だが、3日目の試合では、高知高校に9-3で負けてしまった。
もし、試合がノーゲームになっていなければ、如水館が勝っていたかもしれない。
本当に、甲子園は何が起こるか分からないものだ。
今大会は嫌いな天理も、PLも、智弁和歌山も、早々に姿を消していた。
いつも準準決勝より上まで残るチームだけに「珍しいな」と思いつつも、少し嬉しかった。

また、長くなるかもしれないが、今大会の印象を与えた試合を振り返ってみたい。
まず、島袋投手を擁する興南が明豊に4-3で負けてしまった。
明豊が大番狂わせをおこしたのだ。
野球はこれだから面白い。
そして、花巻東と長崎日大との試合だ。

本来、エースの菊池雄星投手がツーランを含むホームランを三本も打たれてしまい、勝つのは非常に難しい状況だったのだ。
それを逆転した花巻東が逆転した。
花巻東の総合力には感心した。

それから、初出場の日本航空石川も、初戦の明桜との試合で3-2と勝利した立正大淞。

南と華陵の試合も1-0の好試合、チーム打率4割88厘の日大三高が東北高校に2-3で負けてしまったこと。
どのチームも頑張った。

初出場校だが、高知高校を破った常葉橘。
三回戦で明豊に6-8で負けたが、投攻守とも素晴らしいチームだった。
次回からは注目校だろう。

次は、やはり中京大中京高校と関西学院の伝統校同士の好試合だ。
9回まで1点リードされていたのを9回表に追いついた。
関西学院もみごとながら、サヨナラホームランを打った河合君も凄かった。
どちらが勝ってもおかしくない好試合だった。

そして、帝京高校と九州国際大付属高校との一戦だ。
4-3と見事に勝ったが、準々決勝で県岐阜商に6-3で負けてしまった。
それにしても、今年の県岐阜商の躍進は素晴らしい。
いままで2回戦あたりで負けていたのに、今年は準々決勝で帝京に勝つとは思ってもいなかった。
 

今大会を機に、強豪校の仲間入りを果たしたように思える。
花巻東と東北の東北勢同士の対決も面白かった。
両チームとも実力校らしい、良い
試合だった。
結果は4-1という結果だったが、実力校同士緊迫した空気で目が離せなかった。

さあ準々決勝だ。
2日に分けて行われた準決勝だが、1日目の第一試合は花巻東が明豊を7-6で下した。
8回の裏に6-4とされた時にはもう駄目かと思ったが、
9回も表に執念の同点劇を演じて10回の表に1点を取って延長戦を制したまさに逆転の花巻東の真骨頂を見せた試合だった。

第2試合は日本文理が11-3で立正大淞南に勝った。

準々決勝2日目の第1試合ではなんと、優勝候補の帝京が県岐阜商に6-3で負けてしまった。
まさか帝京が負けるとは思ってもいなかった。
今年の県岐阜商は本当に強かった。PLを破り、更に優勝候補の帝京を破る大躍進だ。

第2試合は中京大中京が6-3で都城商業を破った。
まあ順当というところだろとおもう。

準決勝は日本文理が2-1で県岐阜商業に勝った。
日本文理も好投手相手には2点取るのがやっというところだろう。
第二試合は花巻東が可哀想だった。
準々決勝で持病の背筋痛で5回の途中から投げられなくなってしまった。この影響がもろに出て菊池雄星投手が投げられなくなり猿川投手が投げたものだから11-1と大差がついて付いてしまった。菊池雄星投手が出てきたがやはりまともに投げられる状態ではなかった。

もしも、菊池雄星投手がちゃんと投げられたらこんな試合にはならなかったのにと思う。
菊池雄星投手と中京大中京の強力クリーナップとの対決がぜひ見たかっただけに残念だ!!

決勝は43年ぶりに決勝に勝ち上がった中京大中京と新潟県勢初の決勝に勝ち上がった日本文理との対決だ。

中京大中京は、1回にツーランホームランを堂林投手が打っていつもの調子だと思った。
2回に1点を返して3回にソロホームランで日本文理に追いつかれたが6回にビックイニングを作って一挙に6点と大量得点だ。
その後も、7回にも2点を取った。
対する日本文理は7回に1点、8回に1点を返した。
だが、この時点でもまだ6点差だ。
もう勝負は決まったも同然だと思っていたのだが、なんと9回表にドラマが待っていた。
1・2点はかえされたが、もうツーアウト。
さすがに終わったかと思っていたら、なんと3塁側のファールフライが取れないために試合の流れが変わってしまってまさかの5点を取る。

ビッグイニングをできるチームだとは思ってもいなかった。
中京大中京も強力クリーンナップで強かったが、日本文理も中京大中京に負けない素晴らしいチームだった。
あと一歩のところで勝てなくて準優勝に終わってしまったが、胸を張って新潟に帰ってほしいと思う。
きみたちはあの堂林くんを打ち込んで中京大中京をあと一歩というところまで追い込だのだから。
あのサードライナーがなければ日本文理が勝っていたかもしれない、そんな試合だった。

中京大中京の諸君、優勝おめでとう。
43年のときを超えて真紅の大優勝旗がふたたび中京大中京のもとへと帰ってきた。今大会の戦いは見事だった。堂林投手が抑えて河合・堂林・磯村の強力クリンーナップで、点を取るいう中京大中京の戦いは見事だった。
特に注目する所はやはり強力クリンーナップだろう。
このクリーンナップだけで25点もたたき出す破壊力は今大会ナンバーワンといっても過言ではないだろう。
そして、ビッグイニングをつくりだした、破壊力ある打線のすべての試合で先行逃げ切りの試合だった。
そして堂林投手を中心とした守備。
決勝ではほころびが出てしまったが、それまではまさに堅守だった。そして機動力も見事だった。

それにしても、中京大中京の野球部の歴史は凄い。
夏7回の優勝、そして春夏合わせて
25回の優勝回数は凄い。
夏7回というのは、PLも横浜も智弁和歌山ですらが到達していない記録で、春夏合わせて25回の優勝回数とは中京大中京の歴史を感じる。

今年もまた、いい夏だったと今しみじみ思っている。
ほんとに今年もいい夏だったと思う。
忘れるところだったが、今の甲子園は内野席の一部に車椅子用のスペースが確保されていて介助者用のパイプ椅子も置けるようになっている。
実に素晴らしいことだと思う。

PR
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
バーコード
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 小中の航海日記 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]